「宮古島キャンパス・石垣キャンパス」両開設式典を開催
2014.05.16
琉球大学では、平成26年4月24日(木)に宮古島市中央公民館において宮古島キャンパス開設式典を、4月25日(金)に石垣市立図書館において、石垣キャンパス開設式典を盛大に開催しました。
宮古島キャンパス及び石垣キャンパスは、平成25年度文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に採択された本学の「ちゅら島の未来を創る知の津梁(かけ橋)」事業のプログラムの一つである学び直し充実強化の一環として平成25年度末に設置したものです。
サテライトキャンパスでは、本学主催の公開講座や公開授業の一部をサテライト教育システム(ビデオ会議システム)により受講することができ、また、本学の教員や学生が各キャンパスに出張する出前での公開講座を実施することとしております。
式典では、始めに、大城肇学長による挨拶の後、宮古島キャンパスにおいては、下地敏彦市長の挨拶、石垣キャンパスにおいては、玉津博克教育長が挨拶し、その後、デモンストレーションとして、サテライト教育システムを活用して、本学から各サテライトキャンパスにライブ配信による公開講座を行いました。
公開講座は、本学法文学部の池田栄史教授による「元寇沈船を探す―琉球大学による水中考古学の試み―」をテーマに行われ、聴講者は、国内での最新の調査研究の内容に熱心に耳を傾けていました。
後半に行われたワールドカフェでは、「キャンパスへの期待―何を望み、どう活用するのか」をテーマに、参加者同士による活発なディスカッションが行われ、サテライトを設置する地域からの知の発信の必要性や地域の社会教育施設や関係機関、同窓会等との連携、資格や単位の取得、地域の歴史や地理等の地域特性の講座の実施など、琉球大学サテライトキャンパスへの期待や要望が出されました。
ワールドカフェの最後に、真栄城生涯学習教育研究センター長による総括が行われ、今回の成果を今後のサテライトキャンパスの運営や本事業の取組に活かしていくことを確認し、閉会となりました。
琉球大学では、今後、サテライトキャンパスを通じて、地域のための大学として、地域を志向した大学として、全学的に取り組むこととしております。