琉球大学及び名桜大学サテライト国頭キャンパス・大宜味キャンパス両開設式典を開催
2016.07.22
琉球大学及び名桜大学では、平成28年7月2日(土)に国頭村民ふれあいセンターにおいて国頭キャンパス開設式典を、7月3日(日)に大宜味村農村活性化センター(大宜味道の駅2階)において、大宜味キャンパス開設式典を開催しました。
本サテライトキャンパスは、平成25年度文部科学省補助事業「地(知)の拠点整備事業(大学COC事業)」に採択された「ちゅら島の未来を創る知の津梁(かけ橋)」事業の地域の学び直しの機会創出の一環として、また、昨年度、文部科学省補助事業「地(知)の拠点大学による地方創生推進事業(COC+)」に琉球大学と名桜大学との協働により申請した「新たな地域社会を創造する「未来叶い(ミライカナイ)プロジェクト」に採択され、新産業・雇用創出、地域への若者定着への取組を推進するため、国頭村及び大宜味村の拠点としてサテライトキャンパスを設置しました。
本学では、平成25年度からこれまで、那覇市、宮古島市、石垣市、久米島町にサテライトキャンパスを設置してきましたが、今回は、国頭村及び大宜味村の両村に設置することとなり、合計6カ所の設置となります。
また、名桜大学では、名桜大学サテライト・国頭キャンパス及び大宜味キャンパスも併せて開設することとなりました。
サテライトキャンパスでは、本学主催の公開講座や公開授業の一部をサテライト教育システム(ビデオ会議システム)により受講することができ、また、本学の教員や学生が各キャンパスに出張する出前での公開講座を実施することとしております。
式典では、始めに、国頭キャンパスにおいては、宮城久和国頭村長の挨拶、大宜味キャンパスにおいては、宮城功光大宜味村長が挨拶し、その後、大城肇琉球大学長、山里勝己名桜大学長の両学長が挨拶しました。その後、デモンストレーションとして、サテライト教育システムを活用して、琉球大学からサテライトキャンパスへインターネットによる公開講座の配信と、名桜大学の教員による出前での公開講座を両サテライトキャンパスにおいて行いました。
国頭キャンパスでの配信による講座は、琉球大学教育学部講師の宮城一菜氏による「沖縄県における肥満の現状―生活習慣との関連について―」をテーマに行われ、出前講座は、名桜大国際学群教授の新垣裕治氏による「地域資源の活用と環境教育、地域との関わりの重要性~ヤンバルクイナを通しての環境教育と地域探訪~」をテーマに行われました。
大宜味キャンパスでの配信による講座では、琉球大学教育学部准教授の照屋俊明氏による「シークワーサー搾り残渣を活用した機能性素材の研究開発」をテーマに行われ、出前講座では、名桜大学人間健康学部教授の高瀬幸一氏による「産学官で取り組む健康増進施策―自主的な運動の場とコミュニティづくりの先進的事例紹介―」をテーマに行われました。
式典に参加した多くの聴講者は、両大学における最新の調査研究の内容に熱心に耳を傾けておりました。
琉球大学及び名桜大学では、今後、サテライトキャンパスを通じて、地域のための大学として、地域の雇用創出・若者定着のための取組を、全学を挙げて取り組むこととしております。
【国頭キャンパス開設式典の様子】
国頭キャンパスの看板の前で撮影
右から宮城村長、小川副村長、園原教育長
左から大城学長、山里学長、遠藤琉大RCC事業本部長、住江名桜大学副学長
【挨拶する宮城村長】
【挨拶する大城学長】
【挨拶する山里学長】
【サテライト教育システムによる映像】
【講師へ質疑する参加者】
【出前講座の様子】
【大宜味キャンパス開設式典の様子】
【大宜味キャンパスの看板】
左:山里学長 中:大城学長 右:宮城村長
【挨拶する宮城村長】
【挨拶する大城学長】
【挨拶する山里学長】
【サテライト教育システムによる配信の様子】
【出前講座での公開講座の様子】