琉球大学サテライト・久米島キャンパス開設式典が開催されました。
2015.06.04
琉球大学サテライト・久米島キャンパス開設式典を開催
琉球大学では、平成27年5月24日(日)に久米島町具志川農村環境改善センターにおいて久米島キャンパス開設式典を開催しました。
久米島キャンパスは、平成25年度文部科学省「地(知)の拠点整備事業」に採択された本学の「ちゅら島の未来を創る知の津梁(かけ橋)」事業のプログラムの一つである学び直し充実強化の一環として宮古島キャンパス、石垣キャンパス、那覇キャンパスに続き、4番目のサテライトキャンパスとして、平成26年度末に設置したものです。
サテライトキャンパスでは、本学主催の公開講座や公開授業の一部をサテライト教育システム(ビデオ会議システム)により受講することができ、また、本学の教員や学生が各キャンパスに出張する出前での公開講座を実施することとしております。
開設式典に先立ち、大田治雄久米島町長、吉野剛教育長、上里浩教育課長、大城肇琉球大学長、外間登美子琉球大学理事・副学長、小島浩孝琉球大学理事・副学長による「琉球大学サテライト・久米島キャンパス」の看板の除幕が行われました。
式典では、始めに、大城学長による挨拶が行われ、続いて大田町長の挨拶、その後、デモンストレーションとして、サテライト教育システムによる本学から久米島キャンパスへの公開講座の配信が行われました。
公開講座は、本学教育学部教授の島袋恒男氏が講師を努め、テーマを「学力向上は『学校での学び』×『家庭学習』」として行われ、聴講者は、最新の調査研究の内容に熱心に耳を傾けていました。
続いて、久米島町出身の学生による、地元生徒との交流事業「知のふるさと納税事業」の紹介がサテライト教育システムにより行われました。
後半に行われたワールドカフェでは、「琉球大学への期待~琉球大学サテライトの活用方法など」をテーマに、参加者同士による活発なディスカッションが行われ、サテライトを活用した専門的な講義のみならず島民や観光客も学べる講義の提供、久米島だけでなくその他のサテライトを繋ぐ離島間の連携、小中高校と大学生・研究者による交流や専門教育、海洋深層水や地域特産品の研究開発及びマーケティング、サテライトによるキャリア教育の遠隔支援など、琉球大学サテライトキャンパスへの期待や要望が多数出されました。
ワールドカフェの最後では、下地芳郎社会連携担当学長補佐による総括が行われ、今回の成果を今後のサテライトキャンパスの運営や本事業の取組に活かしていくことが確認され、大城学長からは、参加者から出た「繋がり、交流、関わり」の3つのキーワードを通して、久米島サテライトを「久米島サロン」とし、久米島の地元住民との空間づくり・学びの場づくりを行っていきたい、と締めくくりの挨拶が行われ、閉会となりました。
琉球大学では、設置された4つのサテライトキャンパスを拠点とし、地域の人々との交流を通じた学びの機会を拡充し、地域のための大学として、地域を志向した大学として、地域のコミュニティの中核となるよう全学的に取り組んでまいります。(1,235文字)
【久米島キャンパス開設式典の様子】
【除幕後の久米島キャンパスの看板】
【挨拶する大城学長】
【挨拶する大田町長】
【公開講座(本学から久米島キャンパスへ配信)】
【公開講座を聴講する参加者】
【本学学生によるプレゼン(本学から久米島キャンパスへ配信】
【ワールドカフェの様子】