「サービスマネジメント」プログラム
名称
サービスマネジメント論
目的
今日、サービスは単にサービス産業だけに存在するものではなく、すべての業種において存在し、しかも、業績を決定する重要なファクターの一つとされる。なぜなら、あらゆる経営活動は人によりなされるものであり、その人の行為こそサービスであるからである。例えば、製造業など、一見、サービスと関係ないように思われる業種においても、内部組織における人間関係が業績に影響すると考えられ、よい人間関係を構築することも、またサービスと考えることができる。本講義では、単にサービス業における顧客サービスに留まらず、内部組織に働きかけるサービスである「インターナルマーケティング」にも注目し、サービスをどのようにマネジメントするか、また、どのように収益を生み出し、ひいては企業業績に結びつけるかについて学ぶことを目的とする。
習得すべき能力
- サービスの意味、サービスをマネジメントすることの意味、サービスの収益化が理解できる。(専門性)
- 本テーマに関する知識を実践的サービス組織において、働く人々は何を感じ、考え、どう動くかが理解できる。(社会性)
- 顧客満足の仕組みを学ぶことにより、顧客の心理と行動を理解できる。(専門性・コミュニケーション・スキル)
- 毎回のテーマについて、自ら考え、グループディスカッションにより思考力、表現力が醸成される。(自律性・問題解決力)
- 最終回のグループ発表に向けてのグループでの話し合いによりグループにおける役割を理解できる。また、発表によりプレゼンテーションスキルを高めることができる。(コミュニケーション・スキル)
カリキュラム
- 第1回
- オリエンテーション
- 第2回
- サービスとは何か
- 第3回
- サービスの利益方程式
- 第4回
- サービスをいかに収益化するか(1)
- 第5回
- サービスをいかに収益化するか(2)
- 第6回
- USJのマーケティング戦略(外部講師)
- 第7回
- USJにおけるサービス・マーケティング
- 第8回
- ザ・リッツ・カールトン
- 第9回
- サービスマネジメントシステム
- 第10回
- 情報技術とネットワーク
- 第11回
- 「真実の瞬間」と人の役割
- 第12回
- インターナルマーケティング
- 第13回
- 組織変革とリーダーシップ
- 第14回
- まとめとグループ発表準備
- 第15回
- グループ発表