【講義】10/26 第4回物流サービス概論
2016.10.26
第4回 物流サービス概論 担当:知念肇
今回は、3PL(サードパーティロジスティクス)を取り上げました。売り手でも買い手でもない第3者にロジスティクス部分を任せることで、その例として、LEGOのロジスティクスを扱っているDHLについてビデオを見ました。
LEGOは、任天堂などのTVゲーム界を最大のライバルとし、ブロックだけでなくLEGO Universeというマルチプレイヤーオンラインゲームを展開しており、ロジスティクスをアウトソーシングすることで、コストを削減し、その研究開改発に費用をかけることができ、生産の効率化を図っているということでした。
アウトソーシング先(3PL業者)として、DHLと提携をし、DHLに流通加工、梱包、仕分けなどのロジスティクス部門を委託しているそうです。
DHLは、3PLの中でもアセット型という業者で、アセット型は、倉庫、トラック、航空機など自社でインフラを保有し、商品管理、流通加工、梱包、配送などを一元管理している業者を指すという説明がありました。
一方で、インフラを所有せず、アセット部門をアウトソーシングしている3PL業者もあり、その場合、インフラを所有する業者に業務委託をし、全体を管理している業者もあるということでした。
アセット型は一元管理できる一方で、アセット(資産)を保有しているため、固定費を下げるのが難しいというデメリットもあり、その逆で、アセット部門をアウトソーシングしている3PL業者は、安くできるところに委託できるというメリットもあるそうです。
次週は、沖縄ヤマト運輸株式会社の赤嶺社長が講義をしてくださいます。
文責:観光産業科学部 宜志富知恵子