【講義】7/3 第13回飲食ビジネス概論
2017.07.28
第13回 飲食ビジネス概論 担当:上地恵龍
外部講師:ハイアットリージェンシー那覇沖縄 総支配人 佐藤健人氏
今回は、ハイアットリージェンシー那覇沖縄 総支配人 佐藤健人氏から、ホテルにおけるレストランの役割とイベント開催についてお話いただきました。
ハイアットリージェンシー那覇沖縄には、6つのレストランがあり、sakurazakaでは、朝食(99%は宿泊客)と昼食(95%が地元の人でほぼ女性)のみの営業で、日本中のいいものをビュッフェで提供することとし、日替わりでテーマを変えているということでした。
毎日テーマが変わるというのは、ホテルならではの取り組みで、食材について鮮度のいいものがどっさり届くため、仕込みの際、届いたものから何を作るか毎日考える必要があり、その分、おもしろみもあり、従業員のモチベーションにもつながっているということでした。
また、ミラノグリルでは、ハレの日に使ってもらえるレストランというコンセプトで、売上ではなくプロポーズの件数を目標としており、2年間で100件のプロポーズが行われ、すべて成功しているのだそうです。
食材や飲材も、イベントと絡めたPRを行えるということから、各メーカーと連携し、クリスマス、ハロウィンなどの季節イベントや日本酒、ワインなどのイベントを行っており、大盛況だそうです。
ホテルレストランは、トレンドセッター(流行の発信源)になることを心がけ、「日本初」「那覇初」などのイベントをうつことで、従業員のモチベーションにもつなげてるだけでなく、ホテルは「大人の遊び場」という位置づけを富裕層へアピールするという役割もあるそうです。
文責:観光産業科学部 宜志富知恵子