「MICEビジネス」プログラム
名称
MICEビジネス概論
目的
沖縄県では2020年完成を目指して国内でも有数の大型MICE施設(約4万平方メートル)整備を進めている。今後の沖縄観光は、物流産業など新たな産業振興策の展開を見据えて、「ビジネス」目的の旅行者への対応が重要になる。MICE(マイス)は経済効果だけでなく社会的効果の高い分野として国内外で積極的に取り組みが進められているが、同分野における専門人材は不足している。MICEビジネス概論では、MICEを取り巻く国内外の環境の理解、MICEのそれぞれの特徴についての理解、マイスプランナーなどの専門職、DMC(デスティネーション・マーケティング・カンパニー)の役割、MICE関連産業理解などを主な内容とする。
専任教員と外部専門家による合同授業とし、外部専門家は県内の施設、ホテル、PCO、DMC、旅行会社担当者を招聘し、事例を学ぶとともに、施設見学により現場を学ぶ。また、グループ単位で、M・I・C・Eの中から1分野を選択し、誘致提案書の調査・作成・発表を行う。
*注意:講義は2時限連続開催とし、隔週開催です。
習得すべき能力
- 沖縄県の観光振興の歴史や地域別の観光の現状を理解し、MICEに関する国際的な動向 を学び国際競争力あるMICEの在り方を学修する。(地域・国際性)
- 観光の中でも特殊な分野であるMICEの専門知識を学修する(専門性)
- 本講義の各テーマを通じて、問題を予測し、原因を究明し、対策を考案することができる(問題解決力)
- MICE開催地として誘致する際に求められるコミュニケーション能力を高める手法について学修する(コミュニケーション・スキル)
カリキュラム
- 第1回
- 沖縄観光の現状及び国際観光の現状
- 第2回
- 沖縄県のMICE現状(総論)
- 第3回
- 日本及び世界的なMICE現状
- 第4回
- 沖縄観光コンベンションビューローの取り組みについて
- 第5回
- ミーティング(M)インセンティブ(I)の現状について
- 第6回
- コンベンション(C)、エキシビション(E)の現状について
- 第7回
- グループディスカッション
- 第8回
- 中間発表(各自選択した分野に関する調査結果)
- 第9回
- MICE施設訪問(沖縄コンベンションセンター)
- 第10回
- MICE施設訪問(沖縄コンベンションセンター)
- 第11回
- 旅行会社のMICE戦略
- 第12回
- PCOのMICE戦略
- 第13回
- ホテルのMICE戦略
- 第14回
- 市町村のMICE戦略
- 第15回
- グループ別誘致提案書プレゼン
- 第16回
- レポート提出