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【講義】12/9 第10回交通サービス概論

2016.12.15

第10回 交通サービス概論  担当:平野典男
外部講師:株式会社はとバス 観光バス事業本部企画旅行部長 江澤伸一氏

今回は、株式会社はとバス観光バス事業本部企画旅行部長 江澤伸一氏をお招きし、はとバスにおける東京観光についてお話いただきました。

はとバスは、1948年に、観光事業を通して多くの日本の人々に快適なサービスと夢を、諸外国の人々には、新生平和日本の真の姿を紹介したいということで誕生し、現在は、観光バス137両、観光バス運転士150名 バスガイド170名を擁するほか、都営バスの受託事業やホテル事業、レストランシップ、東京湾クルーズなども行っているということです。

はとバスといえば、都内・横浜の定期観光バスが有名ですが、定期観光バスには、邦人コースと外客コースがあり、またそれ以外に、国内企画旅行、貸切バスなども扱っているそうです。

次に東京定期観光の利用客数の推移について説明があり、東京オリンピック、TDL開業、東北新幹線の東京乗り入れなど、一時的に増える時がありつつも、2000年には経営危機を迎え、商品、サービス共に見直しを計ったそうです。

観光バス事業は装置産業で、保有バスが137台のため、多くの集客が見込めても、バスの台数との兼ね合いもあり、悩ましいとおっしゃっていました。

はとバスの利用客を地域別にみると、首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)が45%を占めており、都内・横浜観光を首都圏の方がしているということに、驚きがありました。観光バスツアーというと、「1日がかりでおいしいものを食べに行く」というイメージをもっていましたが、はとバスを利用する方は、5時間以内で終わるコースが人気で、中でも屋根のない二階建てバスでの1時間のツアーが、もっとも人気があるのだそうです。

1日中バスには乗りたくない、他のこともやりたいので長時間かけたくないというニーズにマッチした商品を開発されているということが分かりました。

その後、定期観光バスの販売料金の出し方、貸切バスの料金の出し方などバス車両について教わりました。最上級ピアニシモⅢというバスは、24人乗り独立シートに化粧室もついており、リピーター率が70%もある快適さを追求したバスということです。

次に、はとバスの安全・安心・快適への取組、はとバスの強み、サービス向上の取組、商品開発やマーケティングなどについてお話があり、「常識の逆説」で、首都圏在住のお客様におもしろいと言わせる商品づくりとしかけをしているということでした。

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文責:観光産業科学部 宜志富知恵子

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