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【講義】11/10 第5回交通サービス概論

2017.11.24

第5回 交通サービス概論  担当:平野典男
外部講師:日本トランスオーシャン航空株式会社 代表取締役社長 丸川潔氏

第5回は日本トランスオーシャン航空 代表取締役社長 丸川潔氏から、「JALグループ経営と成功方程式」の講義をいただきました。

代表取締役社長という立場を経験して、社員とその家族に対して責任を持つという重さはあるものの、今までとは見える景色が違う。どういう会社か、どういうことを社員にしてほしいかを考えている。という社長業についてお話がありました。経営指標には表れないが、現場が元気であることが健全性のバロメーターであるということでした。

企業には、理念、ビジョン、計画という経営戦略がありますが、理念、ビジョンは社員に言い続けることで浸透していくもの、計画は都度見直していくものだそうで、社員に対し発信していくことでチーム力をあげていくのだそうです。その手法として、マーケティングの4C分析、SWOT分析などを行いゴール(目標)とフィールド(領域)を決め、人員配置(インフラ)などのリソース(いわゆる人・物・金)を決めていくということでした。

そこで、早速グループワーク。
お題は、「JTAの社長に就任した際の社長就任演説をする」というものでした。社内外の環境変化、経営の方向性などをまとめ、社会、社員に向け演説を考えるということで、現在の社内外の環境分析、切り口などのアドバイスがあり、それを元に8つのグループで話し合いました。

また、発表の一例として「PREP法」というものを教えていただきました。
P:point(要点)→R:reason(理由)→E:example(例)→P:point(再び要点)というもので、これに倣い、演説を考えていきました。

各グループから代表1人が社長に就任し、実際に演説を行いました。愛され続ける会社にする、沖縄らしさを世界へ発信する、世界からうちなーへ(インバウンド増)、地域密着強化、県外の人にも沖縄の顔として認知してもらうなど、新たに誕生した8人の社長から演説がありました。丸川社長から、人に思いを伝えるには熱意が必要で、フレンドリーな話し方であっても熱量を込める話し方が必要、というアドバイスをいただきました。

続いて、ビジネスパーソンの成功方程式についてお話いただきました。成功とは、満足、幸福と感じることで少なくとも数値だけでは表現できないものという定義で、とはいえ、失敗がないと人としての深みがなく、話の引き出しがなく、薄っぺらくなるため、何のために生きるか、何のために働くのか、何のために組織が存在するのかなど、自分らしく整理していくといいということでした。

成功方程式は「人生・仕事の結果=考え方×熱量×能力」と表し、考え方は-100から+100まであり、マイナスはいくら熱量があっても、能力があってもマイナスになるため、チームから疎外される要因となるもの。
熱量は、個人によりバラつきがでる。年齢を重ねるごとに差が広がるもの。
能力は、チーム内においてはさほど差はないもの。という定義をされているそうです。

同じ仕事をするなら、意義、全体像、ゴール(目標)、仲間のつながりを理解し、夢と責任と誇りを持って取り組むこと。仕事は作業ではないということ。今後、就職活動において迷ったら、このチームに入って、チームとしてやっていけるかどうかを見極めて、選択することなどのアドバイスをいただきました。

 

文責:観光産業科学部 宜志富知恵子

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