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【講義】10/28 第4回交通サービス概論

2016.10.31

第4回 交通サービス概論  担当:平野典男
外部講師:日本トランスオーシャン航空株式会社

今回は、日本トランスオーシャン航空の全面協力により、那覇空港の施設見学を行いました。

まずは、機長川瀬さんによる講義で、パイロットの仕事の流れを離陸前、飛行中、着陸前、着陸後に分けて解説いただきました。安全運航のための確認事項が多くあり、飛行中の食事も、機長と副操縦士は同じものが出ないなど、ドラマでよく見るブリーフィングやコックピット内で、実際にどういうことをしているのか知ることができました。

パイロットが持っている、大きなカバン(フライトバッグ)の中身についても教えていただきました。中には、手袋、サングラス、タブレット端末のほか、各空港の注意点の本、飛行機の取扱説明書、マニュアル類などの厚さ5センチ以上はあるだろうというファイルがいくつも入っているそうです。

学生からは、日常生活で気を付けている点、スタンバイの時に何をするか、などの質問がありました。

次に、普段入ることのできない、整備施設、客室乗務員訓練施設のご案内をしていただきました。滑走路の脇にあるため、連続で離陸していく飛行機の音が鳴り響く中、飛行機の部品、エンジンなどについて教えていただきました。飛行機のエンジンは、故障して脱落しても、翼を壊さないようにするため、わずか3本のねじで止めているそうです。車は故障しても止まれば済みますが、飛行機は一度飛び立ってしまうと止まれないため、翼を守る仕組みや、常にバックアップがあるなど、安全のための工夫が分かりました。

客室乗務員の訓練施設では、入水着陸したあとの脱出を実際に体験しました。説明時、とても優しい口調だったCAたちが、キビキビと、キリッと指示をだしてくださり、急にドアを開けるのを手伝うことになった学生も、すんなり指示に従うという状況になっており、
CAは、保安要員でもあるということを目の当たりにしました。

実際に救命胴衣を着けてみましたが、普段、機内でデモンストレーションを見ているのと、実際に着けるのでは大違いで、かなり手こずりました。出口の狭さ、通路の狭さ、出る際は段差を超えることなど、簡単に脱出できるわけではないことから、救命胴衣は出口でふくらます、ヒールは脱ぐ、荷物はもたないというお馴染みの案内の意味が、よく分かりました。あの案内は絶対事項なのだと肝に銘じておきます。

水の中では、体力温存のため泳がないこと、近くの人と救命胴衣の紐を結びあって、一人で流されないようにすること、もし一人になってしまったら、水中で体育座りの格好になり体力を消耗しないようにすること、などの注意点も教えていただきました。

航空会社=パイロットやCAというイメージが強いと思いますが、華やかな世界の裏には、「安全」に対する強い意識と責任があるということが分かりました。

文責:観光産業科学部 宜志富知恵子

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