【講義】4/24 第3回飲食ビジネス概論
2017.04.25
第3回 飲食ビジネス概論 担当:上地恵龍
第3回は、ローカル食で地域経済活性化に成功するイベントを取り上げました。
まずはローカルフード、B級グルメといって思い浮かぶものを、沖縄、全国、世界について質問をしました。沖縄では、タコライス、全国調査によると、焼きそば、ラーメン、たこやき、餃子、カレー、世界では、Fish&Chips、ソーセージ、タコス、ハンバーガー という回答がでました。
B級グルメの元祖は横浜にあった「カレーミュージアム」で、商店街の売り上げ増加や、デパートの売上増加など、地域活性化の起爆剤となったということから、現在、開催されるフードイベントについて説明がありました。
ラーメンショー(東京、福岡、北海道など)、B1グランプリなど認知されているものから、パンフェスティバル、漬物グランプリなどもあるそうです。その中の、B1グランプリがどれだけ町起こしになっているかという例についてビデオを見ました。上位に入ったとたんに、観光客が増え、それまで、工場誘致やレジャー施設建設などの振興策では行き詰っていた町が活気づき、飲食店での雇用の増加、市内の他の観光地へも観光客が増えるなどの効果があったということでした。
また、B級グルメで注目を集めている地域には、以下の共通項があるそうです。
①キーパーソン 地域活性化には、若者、よそ者、バカ者の3者が必要
②地産地消
③ネーミングや遊び心
④マスコミの活用方法
B級グルメは、観光客の増加など地域活性化の効果は非常に高い一方で、一過性のブームに終わらないよう、高品質を守っていく努力が必要だそうです。
最後に沖縄で開催されているフードイベント「那覇めしグランプリ」「ちゃたんB級グルメバトル」「OKINAWA FOOD FLEA」「沖縄パンスイーツフェスタ」について説明がありました。
文責:観光産業科学部 宜志富知恵子