【講義】7/24 第15回飲食ビジネス概論
2017.08.10
第15回 飲食ビジネス概論 担当:上地恵龍
外部講師:沖縄県飲食業生活衛生同業組合 理事長 鈴木洋一氏
最終講義は、沖縄県飲食業生活衛生同業組合の理事長 鈴木洋一氏より、沖縄の食文化の歴史、今後の飲食業の展開などについてお話いただきました。
飲食業は各企業間での競争もありますが、今ではコンビニの中食が6兆円のマーケットとなっており、県内にもいよいよセブンイレブンが登場することも決まっているなど、今やライバルはコンビニという衝撃的なお話からスタートしました。
受講者全員に「沖縄食材の店 -ドライブマップ-」を下さり、「沖縄食材」の定義について教えていただきました。沖縄食材の店とは、沖縄のものを50%以上使っている地産地消の店のことですが、最近では、地消地産といって、店側が望んでいるものを農家さんが作るというのも増えているそうです。
今後の沖縄の飲食業は、2020年までにホテルの新設が多く見込まれていることから、観光客を相手にする飲食業と、観光客を相手にしない飲食業の二極化が進むと予測され、絶品より逸品が求められる時代になるだろうということでした。
沖縄の食文化は、宮廷料理の琉球料理と、アメリカ文化の影響を受けた料理の歴史があり、ピザ、ステーキ、タコライスなども独自の食文化になっているそうです。最終回ということで、飲食業の総括をしていただきました。
文責:観光産業科学部 宜志富知恵子