【講義】12/1 第8回交通サービス概論
2017.12.26
第8回 交通サービス概論 担当:平野典男
外部講師:郵船クルーズ株式会社 アスカクラブ会長 幡野保裕氏
今回は、前日の飛鳥Ⅱの見学に続き、郵船クルーズ株式会社 アスカクラブ会長の幡野様から、クルーズについての講義をいただきました。
クルーズの歴史、クルーズ商品の特徴と魅力、クルーズ業の収益構造、客船の特性、世界のクルーズ事情、クルーズ船のカテゴリ、世界の客船情勢、近年伸びが著しい中国のクルーズ、新造船について、日本のクルーズマーケットと可能性、日本のクルーズの現状についてお話がありました。
クルーズ船には、食事、娯楽設備(ジム・プール・テニスコート・カジノ・映画館等々)、エンターテイメント、寄港地でのツアー、ホテル設備、エステ・美容院、診療室など多くの施設があることから、サービスのプロだけでなく、医者、看護師、美容師、電気、ガス、水道、生花のケア、木工品修理など多種多様な人材が必要であり、相互補完的サービスの集合体であるということが分かりました。
沖縄では那覇港によくクルーズ船が停まっているので、寄港数が多いということは分かっていても、その船内でどういうことができ、どういう生活があるのかまでは知らない学生が多く、「移動手段ではなく、移動そのものを楽しむ」ということが理解できたことで、イメージが変わったようです。
文責:観光産業科学部 宜志富知恵子