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【講義】12/5 第10回国際物流概論

2017.12.26

第10回 国際物流概論  担当:知念 肇
外部講師:琉球海運株式会社 特別顧問 寺内昌弘氏

今回は、「海運の現場と求められる人材」について、琉球海運株式会社 特別顧問の寺内様を東京よりお招きし、講話いただきました。

まず、ネット通販の商品が届くまでにどういう経路をたどり消費者に渡り、そこにどういう手続きやどういう運賃がかかっているかの説明がありました。ポチっとしたら届くまでに多くの手続きがあることが分かりました。

続いて海運の現場力として、コンテナ船が登場した経緯、コンテナリゼーションによる物流革命により発達した海運の歴史、コンテナ船にはガントリークレーンなどの荷役設備が必要になるというデメリットを回避するためのRORO船、RORO船のメリットとデメリット、RORO船によるシームレス輸送が可能になったことによる更なる物流革命について説明がありました。

島嶼県の輸送については、物資の安定輸送だけでなく、ライフラインの維持、災害時の対応、地域の活性化なども物流業の役割としてあり、船舶には島嶼県に必要な要件があるということや、船舶の国籍によるカボタージュという制限や、課税項目も分かりました。

東日本の震災時には、250km離れた京浜港でさえ、多くの外国船が不寄港となったことを考えると、現在日本にある原発から250kmの圏内には、日本列島の大半が入ってしまうため、外国企業に依存していると、有事の際には供給が途絶えるということも分かりました。

2回に渡る琉球海運株式会社の講義で、琉球王国の時代から今に至るまでの沖縄の物流について学ぶことができました。

文責:観光産業科学部 宜志富知恵子

 

 

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