【講義】6/28 第11回サービス産業基礎概論
2016.06.29
第11回サービス産業基礎概論 担当:宮里大八
外部講師:株式会社ウィズグループ 株式会社たからのやま 代表取締役 奥田浩美氏
今回は、株式会社ウィズグループ 株式会社たからのやま 代表取締役 奥田浩美氏をお招きし、産業別サービス産業の現状と課題(医療・福祉関連産業)についてお話いただきました。
ITを活用し、高齢者とつながる仕組みを作るということで、限界集落で、ITふれあいカフェを作り、高齢者にタブレットなどをさわってもらったり、高齢者とロボットのふれあいの場を作り、そこから得たことを企業にフィードバックしているということでした。
ご自身のご両親が老々介護をされており、兄弟、孫などでLINEグループを作ったところ、
高齢者は、安否確認をされたい訳ではなく、LINEを通じて、お茶の間で話をしているような、子供たちが見えているということが楽しみと感じていることが分かったそうです。
ロボットとのふれあいも、高齢者はロボットに何かをしてほしいのではなく、何かをしてあげるのが楽しいのだそうで、あえて、これから育つ子、ダメな子のロボットがいるほうがいいということが分かったということでした。
少子高齢化は、高齢者が増えるだけでなく、子供も減るので、高齢者が面倒をみたい、貢献したいと思っていても、その対象がいなくなるという懸念があるそうです。
これからはチャレンジをしないと生き残れない。
ワクワクしている大人に近寄ってみる(実はたくさんいる)。
時代のスピードは速く、英語の情報が日本語になって入ってくる間に、次の情報が英語ででてくるので、日本語だけではダメな時代になっている。
多くの人が使う言語に、情報がたくさんあつまる。
変化に強い人間がこれからは必要。
と、多くのアドバイスをいただきました。
成功する人はチャンスを遠ざける「あいうえお」を使わない
(あ:あきらめ い:言い訳 う:後ろ向き え:遠慮 お:思い込み)
ということで、個人ワークで、自分自身のあいうえおを書き出す作業を行い、グループディスカッションでは、どんなロボットがあったらいいかについて考えました。
学生からは、
・忙しい女性にネイルをしてくれるロボット
・お母さんのために、料理のレシピをだしてくれたり、冷蔵庫の中身を教えてくれるロボット
・自宅にいても住民票や通院状況など個人情報が引き出せるロボット
・視力の悪い人に対してボヤケないように見えるロボット
・人の気持ちが分かるロボット
・おじいちゃんの将棋相手ロボット
・恋愛シミュレーションができるロボット
・沖縄で問題になっている孤食の子供に親が作る料理を出してくれるロボット
・認知症のおばあちゃんのために、行動記録をとり共有できるロボット
・翻訳してくれるロボット
など多くのアイデアがでました。
文責:地域連携推進課 宜志富知恵子