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【講義】11/16 第7回・8回MICEビジネス概論

2016.11.18

第7回・8回MICEビジネス概論  担当:下地芳郎
外部講師:万国津梁館のみなさま

今回は、万国津梁館にて講義と施設見学でした。
万国津梁館は2000年の九州沖縄サミットの会場になったところで、なんと、その時の会場を再現してくださっていました。

まず、副館長の金様による講義がありました。MICEの重要性として、高い経済効果、開催地域の振興・活性化、人的・文化的交流、ネットワークの構築という説明があり、中でも最も重要視されているのは、国際会議ということでした。

国際会議には、団体ごとに定義があるそうで、参加国、参加者総数、主催、開催期間などにより、国際会議にならないものもあるという説明がありました。

次に世界と日本のMICE開催数の解説があり、1990年代アジアのMICE市場において日本のシェアは50%もあり、現在は、シンガポール、中国、韓国、豪州などの台頭により、日本が独占できなくなっているというのが現状だそうです。

国内に目を向けると、2015年の開催数で沖縄は8位だそうですが、グローバルMICE都市、およびグローバルMICE強化都市に指定されている都市以外では1位という結果を残しているそうです。

続いて、万国津梁館についての説明がありました。万国津梁館は、サミット後一般共用が開始され、現在では、国際会議、インセンティブパーティ、個人利用のトゥシビー※1(生年祭)、リゾートウェディングなどに使用されているということでした。

「万国津梁」とは、「世界の架け橋」を意味しており、1458年に尚泰久王が鋳造させ、首里城正殿に掲げていたという鐘に由来しているそうです。

万国津梁館でのMICEは、リゾート型MICEであること、三方を海に囲まれたロケーション(グリーンフラッシュもみることができるそうです)、亜熱帯の自然を堪能できる半屋外空間設計であること、ブセナ岬内には会議場、ホテル、アクティビティが集積していること、テラスホスピタリティマインドなどの特徴があるということでした。

万国津梁館の天井には琉球松、シャンデリアは月桃、壁は琉球石灰岩など県産品を使用しているところも沖縄らしさが表れていると感じました。

講義の後は、サミットテーブルと、同時通訳ブースを使用させていただき、実際にサミットテーブルについた学生の英語での会話を、通訳ブースにいる学生が同時通訳をするという、またとない貴重な経験をさせていただきました。その際、司会の挨拶とともに、壁が開き、目の前にオーシャンビューが広がるという演出までしていただき、拍手喝采となりました。

その後館内案内をクイズ形式で行い、最後に、サミットの時と同じように掲揚してくださった国旗の並び順などを教わり、万国津梁館の特徴の1つである「テラスホスピタリティマインド」に直接触れることができました。

※1 トゥシビーとは・・・
自分の干支の年を生まれ年といい、その年の旧正月後最初の干支の日に、無病息災を願って行なうお祝いのことです。数え13歳から始まり、数え97歳まで12年ごとに「トゥシビー」があり、97歳の「カジマヤー」祝いは盛大に行います。

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文責:観光産業科学部 宜志富知恵子

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