かりゆしと包括連携協定を締結
2017.04.24
平成29年4月20日、株式会社かりゆし(以下、かりゆし)と国立大学法人琉球大学観光産業科学部(以下、琉大観光産業科学部)との包括連携に関する協定書締結式を執り行いました。
琉大観光産業科学部には、平成24年から「かりゆし基金」という観光人材育成研修プログラムがあり、毎年学生が海外・国内での研修を行っております。また、インターンシップ、「産学連携サービス経営人材育成事業」における講師派遣、施設見学など幅広い協力・連携体制を築いて参りましたが、この度、継続的・発展的な協力・連携体制の維持と、社会の発展と教養豊かな国際人材育成に寄与することを目的として、包括連携に関する協定を締結することとなりました。
締結式は、2~4年次対象の「国際観光論」の講義の中で行われ、学生も参加しました。
締結式では、當山智士かりゆし代表取締役社長より、「5年前からかりゆし基金を通じて人材育成に協力させていただいているが、今日から新たに、本格的に沖縄観光の高度化に向けて協力していきたい。机上の観光学だけではなく、ビジネスとしてのツーリズムをしっかり行い、ビジネスモデルをつくり地域に貢献し、一緒に観光を高度化していきたい。リクルートの世界でいうと外国人の採用も増えている。マネジメントの世界に彼らがあがってくるのはもう目前。グローバルな競争もある時代になってきた。より優秀な人材が求められているので、協力して地域をおこしていきたい。」という挨拶がありました。
続いて、下地芳郎琉大観光産業科学部長からは、「かりゆし研修事業は、海外研修、国内研修を経験した学生は述べ149名になる。学生にはぜひチャレンジをしてほしい。また、新商品の開発、沖縄の観光産業の地位を高めるためのマーケティングなど協力してやっていきたい。学生は、『学問から学ぶ』ことは当然のこととして、実践的な学びとのバランスを計っていってほしい。」という挨拶がありました。
本連携協定の締結により、今後、かりゆしと琉大観光産業科学部において、以下の分野において連携協力が推進されることとなります。
①教育、研究、文化の発展・向上における相互支援
②かりゆし社員と琉大学生及び教職員の相互交流
③琉大の人材育成・キャリア形成に資する支援
④かりゆしの業務に琉大学生及び教職員の研究成果・活動を活かすこと
⑤地域社会の発展・活性化
⑥その他、目的を達成するために必要な事項に関すること
学生も一緒に記念撮影
署名後の記念撮影 新聞だけでなくNHKとQABも取材に
挨拶をする下地学部長・當山代表取締役社長
会場の様子
文責:観光産業科学部 宜志富知恵子