【講義】6/2 第7回宿泊サービス概論
2016.06.03
第7回宿泊サービス概論 担当:平野典男
今回は、まず、先週のブライダルの続きで、「仕事ハッケン伝」というドキュメンタリーのビデオを見ました。芸人の虻川美穂子さんが、軽井沢ホテルブレストンコートで、介添えとウェディングプランナーとして、実際の挙式を経験するというものでした。
ウェディング業界に携わる者の心得として、一見、華やかで素敵なものではあるが、一生に一回のことなので失敗が許されないため、常に緊張感を持つことが大切というお話がありました。
また、介添えは、身だしなみのチェックが50項目もあり、体調管理も仕事のうちということでした。緊張しているカップルに安心感を与えるため、常に笑顔でいる必要もあり、5キロ以上あるドレスの裾を片手で持ったまま、長いときは10分程度そのままだったり、華やかな世界の裏方の、普段知ることのない細やかな気配り・心遣いが分かりました。
披露宴は具体的なイメージをもっていないカップルが多く、プランナーがカップルの気持ちに寄り添い、言葉の奥にあるこだわりを探し出すのだそうです。
ビデオの後は、宿泊業の経営体の特徴について学びました。
宿泊業は、不動産投資事業とサービス業の融合で、より専門的なノウハウがそれぞれに要求されるため、性格の異なる2つのビジネスを分離するというホテル独特の経営形態が生まれているということでした。
不動産の所有、経営、運営すべてを1社で行う直営方式、
不動産の所有と、経営・運営が別会社のリース方式、
不動産の所有・経営と運営が別会社の運営管理方式があり、
外資系有名ホテルチェーンは運営管理方式が多いそうです。
次回も引き続き宿泊業の経営体について、行っていきます。
文責:地域連携推進課 宜志富知恵子