【講義】6/27 第12回飲食ビジネス概論
2016.06.28
第12回 飲食ビジネス概論 担当:上地恵龍
外部講師:株式会社JCC 代表取締役社長 渕辺俊紀氏
今回も、先週に引き続き、株式会社JCC 渕辺社長にお越しいただきました。講義は以下の内容で行われました。
1.国内・外観光客の需要に対する対応
2.調理・サービスにおける採用や人材育成について
3.グループ内食材料の調達・配送のシステム
4.商品開発について
5.人気商品(食品・料理)
6.インバウンド客の対応
7.今後の展開について
まずは、観光客のデータの紹介と、伸びている理由、それに対してJCCが挑戦して
いることについて解説がありました。アジアからくる観光客は、「日本にくる」という意識で来ているため、「夕張メロンはないか。」「カニはどこで食べられるか」などといった質問も多く、琉球料理だけでなく、和にも対応、また、鮮魚業態への挑戦もしているそうです。
先週、人材育成について学生からの質問が多かったこともあり、多くの時間を割いて
説明いただきました。最低限のマニュアルは必要だが、かっこつける接客を目指すなという指導をされているということでした。
自分の親族がきたように接する、自分の良心に従い、接客とはなにか、おもてなしと
は何かを自ら考させるのだそうです。歴史ツアー、研修旅行、OJT、全体会議、5S活動、覆面調査、社内にある美術部について(芸大卒の学生を積極的に採用し、店舗内に飾る彫刻や絵を作成、新しいことにも挑戦させる)、家族参加のイベントなどについても説明がありました。
「スタッフの良心がマニュアルを超える」
「デジタルが進めば進むほど、アナログに。ただし、アナログを裏で支えているのは
デジタル」
などの名言もいただき、JCCが情緒産業を目指し、どのような取り組みをしているの
か、よく分かりました。
学生からの質問にも、快く答えていただき、先週に引き続き、学生に多くの影響を与えてくださったと思います。
文責:地域連携推進課 宜志富知恵子