【講義】7/7 第13回宿泊サービス概論
2016.07.08
第13回宿泊サービス概論 担当:平野典男
外部講師:ハイアットリージェンシー那覇沖縄 総支配人 佐藤健人氏
今回は、ハイアット・リージェンシー那覇沖縄を会場に、佐藤総支配人によるハイアットができるまでのお話と、施設見学をさせていただきました。
ハイアット・リージェンシー那覇沖縄は、前回講義の際、KENグループのケン不動産リースが所有・経営・運営(直営方式)をしていると教わりましたが、土地取得、建築、ブランド選定、開業準備を経て開業するまでのお話をしていただきました。
先週末、開業1周年記念パーティーがありましたが、開業までの道のりは、大きいものから小さいものまで多くの困難があったということでした。その苦労話の1つ1つをお聞きするうちに、ホテルの高級なイメージの裏側には、「シャンプーは実際に使ってから決める」「歯ブラシは10種類以上取り寄せて選ぶ」などのこだわりと、1から作り上げていく作業の積み重ねがある、ということが分かりました。
「人が集まるところにドラマがある」
とおっしゃった総支配人の言葉が、印象的でした。
前回の講義であがった質問にも答えてくださいました。
・エリア戦略を取っている理由
→地域の発展なくして、ホテルの発展なしと考えているため。
・今後の展開
→日本のマーケットを徹底的に伸ばしていく。その後は東南アジア。
・グアムの開発をしている理由
→2003年に超大型台風がきて、壊滅的な被害を受け、マーケットが急落したが、
今後伸びていくと予測して、事業をすすめた。ビジネスとは伸びていくものに投資をすること。
その後、3つのグループに分かれ、総支配人室 檜山様、管理部人事課 高原様、眞喜志様のご案内で、客室、フィットネス、レストラン、さらには、バックオフィスや社員食堂まで見学させていただきました。
ホテルの裏側を見せていただけたことは、学生にとって、現状を知るいい経験になったのではないでしょうか。
2回にわたる講義、また大勢での訪問のご対応、ありがとうございました。
文責:観光産業科学部 宜志富知恵子